余は如何に社蓄となりし乎

良いブログを見つけたので、つらつら考えたことを。


「就職王が贈る、新入社員が覚えておくべき10の事柄」


面白おかしく、しかも、読みやすいです!個人的には、言語化されていない思いを言語化してもらって思考の整理ができました。良い記事です。多少引用(≪≫にて表記)しつつ、簡単にまとめてみました。

「1.二択だ、選べ。」
会社に100%染まりきれ、それが嫌なら、そんな気持ちは捨て去れ。どちらかだ。
「2.コストとリターンの諸問題」
コストとリターンだけを考えろ。会社に1時間早く出勤することは、アホらしいにもほどがあるが、コミュニケーション能力や業務遂行能力で信頼を勝ち取るよりよっぽど簡単に信頼を勝ち取ることができる。
「3.15分のアドバンテージ」
《勤勉なクソマヌケ》なら、怒られてもクビになることはない。9時が始業時間で、8時30分に来いといわれたら、8時15分ではなく、8時に出社し続けることが重要だ。この15分の「やりすぎ」のコストから得られるアドバンテージは大きい。
「4.マニュアル・メイキング」
メモをとり、記憶が新鮮なうちにノートに清書していれば、1年間でマニュアルが書ける人間になれる。
「5.タスクは紙に書け、自分を信じろ」
追い詰められたときこそ、ノートに全て書き出せ。エンドまでの工程図を書けば、仕事の5割は終わっている。
「6.お局を殺せ」
お局が20年かけて学んだ内容を血反吐を吐く思いで半年でマニュアル化し、お局の存在意義を消失させろ。
「7.上司の足を掬え」
職場の全体像が見えてくれば、上司がミスしやすいところが見えてくる。上司のミスを予測・準備して、ミスをしたときにはせ参じ、イージーに手柄を立てよ。
「8.グチニケーション」
どうしようもない同輩、だめな先輩の失敗談を聞くだびに、リスクが軽減される。
「9.体調」
最優先で、《寝ろ、食え》。体調に不安を感じたら、最優先で病院にいけ。
「10.生きろ」
仕事を辞めるか首を括るかの二択を迫られれば、迷わず辞めろ。

個人的には、2.コストとリターンの諸問題、3.15分のアドバンテージ、4.マニュアル・メイキングが、特に良かったです。


「2.コストとリターンの諸問題」は、私の言語化されていない思いを言語化してくれてすっきり。私が経験している2社とも、遅くまで残ってたり、早くから会社に来ていたりするだけで、信頼度がアップする会社です。そんな私を家族は「会社に滅私奉公してバカみたい」と言っていましたが、「違うんだよ」という言葉しかでてきませんでしたが、素敵な言葉をいただきました。日本の多くの会社では、ハイパフォーマンスをあげるより、早出や深夜の残業をする方がラクに信頼を得られるのです!そうやって信頼を細かく積み重ねることは大事なんですよね。もちろん、仕事で貢献することが本筋なのはわかっていますが、特に新入社員については実践的かつ効果的なアドバイスと思います。個人的には、仕事のパフォーマンスも大事だけど、こういう残業して頑張っているという印象はそれに負けず劣らず大事と思います。


「3.15分のアドバンテージ」のうち、《勤勉なクソマヌケ》は、「2.」とかぶるので視野の外に置きます。多少やりすぎるというのも大事です。飛躍しますが、期待されているレベルをよい意味で裏切ることですね。仕事のパフォーマンスでよい意味で裏切るのは大変ですが、こういうことですとさほど苦労せずに裏切ることができます。仕事を発注してくださる人が何を考えているかを推測するのはとても大変ですからね。


「4.マニュアル・メーキング」が10個の中で一番心惹かれた記事です。以前ブログで書いたように、私は仕事をするにあたって、(1)自分のやっている仕事の目的は何か、(2)自分のやっている仕事が、全体の中でどこに位置づけられ、どこにつながっているかを考えることが一番大事だと思っています。私は最初の上司に口を酸っぱくして言われ、半年から1年位かけて、徐々に習得していきました。私の部下にも口を酸っぱくして言っているのですが、私の言い方が悪いのか、部下のやる気がないからか、いまいちピンとこないようです。結構悩んでいるんですが、情報を小出しにして、マニュアルを作らせるというのも、この2つの意識を育むのに重要なことなんだなあと思った次第です。


そんなこんなで、つらつら書いているうちに、タイトルと内容が、竜頭蛇尾みたいになっちゃいました。。。多少長いですが、原文を是非お読みくださいませ。

「就職王が贈る、新入社員が覚えておくべき10の事柄」