40の手習い(正確には36歳ですが)

政治学者 山口二郎氏のブログを見て、日本の未来も捨てたもんじゃないなと嬉しくなりました。 http://yamaguchijiro.com/?eid=1072 《大学の教師を25年以上続けてきて、最近若者の変化を感じる。バブルの余韻が残るころまでは、私の大学でも適当に単位を取っ…

【本】飯島滋明『痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者』

痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者作者: 飯島滋明出版社/メーカー: 高文研発売日: 2012/08/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 246回この商品を含むブログ (1件) を見る Twitterでこの本を紹介されているのを見て、「憲法学者って誰だろ…

【本】孫崎亨『戦後史の正体 1945-2012』

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 410回この商品を含むブログ (86件) を見る戦後の首相や外務大臣やらが、米国の国益と相反することをやると、米国が、日本の…

何のために学ぶのか

先日(8月19日)のブログで、自らの知的営為の方向性について、書いているうちに思い出しました。 日露戦争で活躍した秋山好古陸軍大将が子供の頃に父から「信(好古の幼少時の呼称)や、貧乏がいやなら、勉強をおし」という司馬遼太郎『坂の上の雲』の記述…

【本】佐藤優『読書の技法』

読書の技法作者: 佐藤優出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/07/27メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 361回この商品を含むブログ (68件) を見る毎月400,000字の原稿を書きながら、300冊の本を読む著者の読書術。 著者の本を私は8割くらい読ん…

第2回 法務LTで、LTをしてきました。

先週になりますが、7月31日に、第2回法務LTに参加してきました。 私は、「国際法務トラブル」についてLTしてきました。かなりマニアックなネタで、ドン引きされるかなあとドキドキしましたが、皆様のご反応を見る限り、弁護士の先生や法務パーソンの方々に…

Twitterにも「いいね!」的機能を!

Twitterに、Facebookの「いいね!」のような単なる相槌機能に似た機能を追加してくれると、もっと楽しめます。追加してほしいです。 登録しただけで殆ど使っていないFacebookを今週から使うことになりました。もともと、昨年の東日本大震災のとき、iPhoneの…

【本】竹内健『世界で勝負する仕事術』

世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)作者: 竹内健出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/01/28メディア: 新書購入: 24人 クリック: 555回この商品を含むブログ (45件) を見る 現在フラッシュメモリで世界シェア40%を誇る東芝…

言い訳を考えながら仕事をしよう

「なぜ、その一球を選択したのか」「なぜ、他のモノは捨てたのか」を明確に認識してこそ、プロフェッショナルと言える。 プロ野球の野村(元)監督の言葉です。TwitterのNomuraBOTから。故に、出典明示できず。 プライベートや人生でこんな風に判断を認識す…

衆院憲法審査会 「公共の福祉」→「公益及び公の秩序」

6月8日の日経新聞に概要次のような記事がありました。 衆議院の憲法審査会において、日本国憲法の「公共の福祉」という文言はわかりにくいとして、これを「公益及び公の秩序」に変更してはどうかとの提案があった。 大雑把にいうと、人は、他者に迷惑をか…

【ローマ人の物語(その1)】 塩野七生『ローマ人の物語』を読み直す前に

塩野七生『ローマ人の物語』は、こんな出だしから始まります。 ≪知力ではギリシア人に劣り、 体力では、ケルト(ガリア人)やゲルマンの人々に劣り、 技術力では、エルトリア人に劣り、 経済力では、カルタゴ人に劣るのが、 (中略)ローマ人である(中略)。 そ…

【本】渡邊大門『戦国の交渉人 外交僧・安国寺恵瓊の知られざる生涯』

戦国の交渉人 (歴史新書y)作者: 渡邊大門出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2011/08メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 戦国末期から関ヶ原の合戦まで、毛利氏、豊臣氏のために粉骨砕身した、意外と知られざる大物の生涯を辿った…

【本】藤田達生『信長革命 「安土幕府」の衝撃』

信長革命 「安土幕府」の衝撃 (角川選書)作者: 藤田 達生出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 2010/12/25メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る安易な改革者待望論の落とし穴について考えさせられる本。もちろん、目…

【本】マイケル・ウッドフォード『解任』

解任作者: マイケル・ウッドフォード出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/04/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (20件) を見るオリンパス事件で、不祥事の詳細を追及しようとして、同社の社長を解任されたウッドフォード氏…

【本】猪瀬直樹『決断する力』

決断する力 (PHPビジネス新書)作者: 猪瀬直樹出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/03/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (18件) を見る著者の本を読むのは初めて。今年(2012年)の2月終わりに始めたTwitterでたまたま「お…

【本】山口義正『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』

サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件作者: 山口義正出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/29メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (16件) を見るオリンパスの事件をスクープした筆者による、同事件の生々しい記録。 同社の社長を解任さ…

新入社員の皆さんへ 「良い仕事観を身体に染み込ませよう」

先週から、わが社にも、新入社員が入社してきました。 隣の課の人より「今日で新入社員研修が終わり、明日から新入社員を受け入れるんだけど、何話しました?」と聞かれたので、2年ほど前に新入社員を受け入れたときの資料を紐解いて、お送りしました。久し…

【本】安田佳生『私、社長ではなくなりました。』

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日作者: 安田佳生(やすだよしお)出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2012/02/28メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 48回この商品を含むブログ (13件) を見る ワイキューブという会社を設立した…

【本】西條剛央『人を助けるすんごい仕組み』

人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか作者: 西條剛央出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/02/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 214回この商品を含むブログ (43件)…

【本】渡邉正裕『10年後に食える仕事食えない仕事』

10年後に食える仕事、食えない仕事作者: 渡邉正裕出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/02/03メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 387回この商品を含むブログ (26件) を見る新卒の外国人採用比率増加なんて話を聞き、英語を勉強して世界に通用する…

【本】原研哉『日本のデザイン――美意識がつくる未来』

日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)作者: 原研哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/10/21メディア: 新書購入: 5人 クリック: 177回この商品を含むブログ (27件) を見る日本の良さを端的に指摘する本です。 私は部品メーカーの法務職で、文…

【本】宮崎駿『本へのとびら―岩波少年文庫を語る』

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)作者: 宮崎駿出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/10/21メディア: 新書購入: 4人 クリック: 105回この商品を含むブログ (57件) を見る子供のころ岩波少年文庫を読んでいた方は懐かしくなって、また買ってみた…

【本】津田大介『情報の呼吸法』

情報の呼吸法 (アイデアインク)作者: 津田大介出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2012/01/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 633回この商品を含むブログ (58件) を見るこの本のテーマは「脅し」です。 1.一つ目は、ソーシャルメデ…

【本】神田昌典『2022-これから10年、活躍できる人の条件』

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)作者: 神田昌典出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/01/19メディア: 新書購入: 24人 クリック: 280回この商品を含むブログ (64件) を見る明治維新、第二次大戦敗戦クラスの社会・価値観の変革が…

ブログ始めました。

このブログでは、歴史の大きな分岐点にある今、自分にできることは何かを、ビール片手にダラダラ書こうと思っています。 歴史の大きな分岐点とは、大まかに3つあります。 第一に、リーマンショックは、1920年代に始まった世界大恐慌の再来であり、今後、各…